介護の仕事をはじめたきっかけは?
姉が働く介護施設でボランティアを経験して、「楽しいな」と感じたのがきっかけです。介護の仕事を通して知識や技術を身に付けたら、将来きっと自分のお祖母ちゃんのために役立てられるだろうとも思いました。
でも現場に入ってすぐに、介護の仕事の難しさを感じました。まずは、介護が“接客業”であるということ。人間と人間なのでお互いに考え方は違って、自分の思った通りに行かないこともあります。それまで認知症や介護度の高い方と接したことはなかったので、初めはショックを感じたりもしました。慣れるまでは、「ここでの経験は自分の家族にも活かせるんだ」と気持ちを切り替えながら仕事をしていましたね。
介護のどんなところにやりがいを感じますか?
ある利用者さんに言われた「一回始めたら最後までやりなさい」という言葉が、僕がこの仕事を頑張り続ける原動力になっています。それ、僕の顔を見ただけで言われたんですよ。当時はまさに、慣れない環境に疲れて仕事を続けることに弱気になっていたので、鋭いなと驚いたし、「負けたくない」と思いました。1年前のその言葉に、今も背中を押され続けています。
このデイサービスはトータル60人が利用されています。名前や性格も、今はばっちり覚えています。毎朝、皆さんに向けて世の中の話題や自分の私生活についてニュースをお話するんですが、最近はそういった一つひとつの仕事を楽しんでできるようになってきました。
介護への熱い想いをどうぞ!
介護職員として、利用者さんに家族と思ってもらえるような関係になっていければいいかなと思っています。
毎週何度もお会いできるので、こちらは一方的に「家族同然だな」と感じることもあるんですけど、それを利用者さんの方から言われるようになったら、僕自身の成長かなと思います。
生まれ育ったこの熱海市水口町で、これからも介護の仕事を頑張っていこうと思っています。
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