介護の仕事をはじめたきっかけは?
高校卒業後、24歳までフリーターをしていたのですが、「自分も社会貢献できる仕事をしたい」と思ったときに、一番身近だったのが介護の仕事でした。
最初は、おむつ交換が自分にできるかな、なんて不安を抱いていたんですが、仕事を始めて1ヶ月くらいで、介護の仕事にはもっと大切なことがあると気付きました。
たとえば発熱してる、声が枯れているといった入居者さんの微妙な変化に気づけるか?というのはいつも接している介護職員に求められる重要なこと。僕にとってはすごく難しくて、生半可な気持ちじゃできない、責任ある仕事だと感じました。ですから、最初の頃は仕事の反省点や先輩のアドバイスをバーッと並べて、次に生かすというのを「鉄は熱いうちに打て」の精神でやっていましたね。
未だに、「今日は完璧にいった」ってことはないんです。日常の仕事の合間や仕事終わりに、スタッフと改善点を話し合ったりしています。
介護のどんなところにやりがいを感じますか?
入居者さんに、1日1日を楽しく暮らしていただきたいという思いを常に持って仕事をしています。
今でも印象深いのが、仕事を始めて半年たった頃、外出レクリエーションを担当した時のことです。初めて立てた企画は、茅ヶ崎まで昼食を食べに行くというもの。あまり自信がなかったんですが、参加した方は予想以上に喜んでくれて、帰りのバスの中で「まだ帰りたくないわ」とか、「あんたの顔は覚えたからね」と言ってもらえて、すごく嬉しかったのを覚えています。
僕は人見知りな方なので、あの頃、レクリエーションを任されたことで、日頃話せない入居者様やスタッフと話すきっかけになって、慣れさせてもらったのかなとも思います。
介護への熱い想いをどうぞ!
5年目になってリーダーの仕事も任され、少しずつ、視野を広げて仕事に取り組めるようになってきました。今、一番意識しているのはスタッフとのコミュニケーションを取りやすい雰囲気づくりです。僕が入社したての時によく思っていたのが、主任やリーダーに、もっと下の意見を聞いて、吸い上げてほしいということだったからです。
来月開催される納涼祭は、その良いきっかけになるのではと思っています。というのも、僕自身は当時、レクリエーション担当の仕事を通して他のセクションのスタッフともコミュニケーションとれる土壌ができたという感覚があって。イベントなどの機会にスタッフ同士が気持ちを一つに持っていけば、もっと意見を言いやすくなるし、関係づくりの土台になっていくのじゃないかと思っています。
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