介護の仕事をはじめたきっかけは?
介護職に対して、もともと憧れや志があったわけではないんです。
そもそものきっかけは、営業職特有のノルマに追われる生活に疲れ、25歳の時に5年間働いた会社を退職したことでした。
折しもそれは2000年、介護保険が誕生した年です。介護に関する話題を新聞等で目にする機会も多く、今まで意識していなかった「介護職の重要性」をはじめて知ることとなりました。
仕事を辞めて心身ともに疲弊し、自分に自信を無くしていた私は、「これほど社会的に求められている仕事であれば、こんな自分でも誰かの役に立てるのでは」と思い、介護の仕事に飛び込むことにしたんです。
介護のどんなところにやりがいを感じますか?
一つ目は、仕事を通じて、たくさんのことを学べ、人間として成長できること。何と言っても、私たちとは比べ物にならないほど多くの経験をし、人生の集大成を迎える人の話を、生でじっくり聞けるわけですから。今後の生き方の指針や、悩みを解決する糸口などが、何気ない会話をしている中で見つかることもあります。
二つ目は、人と人との触れ合いです。私たちは医師とは違うので治療はできませんが、その分利用者一人一人の人生の最期の時間に徹底的に寄り添うことができます。そんな中で、その人の人生の歴史や思いに触れられたとき、仕事の楽しさを感じます。
介護への熱い想いをどうぞ!
介助することがゴールではなく、あくまで手段であり、介助の向こう側に一人ひとりの人生に笑顔がうまれる。そんな想いで仕事をしています。
そして、介護の仕事が憧れの仕事だと多くの方に思っていただけるよう、介護職の魅力を社会に発信していきたいと思っています。
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